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山本様(高知県安芸市・ナス)|どこからでもできる潅水管理がポイント!ナス栽培におけるゼロアグリ活用のメリットと運用方法

※撮影が作の終わりで、手入れ状況やナスの状態が良好ではない中での撮影となっております。

所 在 地:高知県安芸市

栽培作物:ナス

作  型:9月定植、6月頃まで

規    模:28a(ハウス10棟)

ゼロアグリの導入形態:5系統管理、センサー2本

経 営 体:家族経営(3名)

ーゼロアグリはいれてどれくらいでしょうか?

ちょうど4年目の作が終わるころになります。

ーゼロアグリをいれることとなったきっかけについて教えてください。

自動潅水システムを探していて、ちょうどそのとき開催されていた展示会でゼロアグリの営業の方とお会いしたのがきっかけです。

高知県だと日射比例式の潅水システムの導入が進んでいて、そのとき僕はまだ自動潅水をいれていなかったので、日射比例式より更に高度な潅水システムということで導入を決めました。

ーここまでゼロアグリを使ってきて、どうですか?

導入して、満足しています。最初は高いと思っていましたが(笑)高い費用を払っただけの価値があると思っています。

1番はスマホでモニタリング及び潅水調整ができるところが良いです。潅水に関しては僕しか作業ができないので、日射比例式の潅水システムだと設定のために必ず圃場に行かないといけなくなります。今年は家のことでバタバタしていたりもしますし、どこからでも潅水調整できるのと、その場に行かなきゃいけないのでは、精神的にも労力的にも大きな違いです。

例えば朝起きてすぐにスマホで潅水量調整といったことも簡単にできますし、外出しているときもスマホで圃場の状況(土壌内の水分量やEC)が見えて、状況に合わせて潅水調整ができます。

この便利さを知ってしまうと、正直元には戻れないですね(笑)

ー収量や品質面だといかがでしょうか?

収量も品質も安定して栽培ができています。

ーゼロアグリでは、どのように潅水をしていますか?

実はまだゼロアグリのオートモードを完全には使っていなくて、マニュアルで潅水量を設定しています。曇りや雨の日などもゼロアグリは結構水をやるので、自分の感覚からするとそんなにやって大丈夫か?というところがあって、少し心配になります。あとは冬場の寒い時は細かく水の量を調整したかったりもするので、そこら辺を総合的に判断して、マニュアル設定で潅水をしています。

ただ実際自分の感覚が本当に作物にとって正しいのか、というのは分からないので、次回作から一部の系統で、オートモードで運用してみようと思っています。

ー施肥はどのようにやっていますか?

ゼロアグリのセンサーで測る土壌ECの値を1.2と決めて、それに忠実に合わせるように施肥の濃度を変えています。

ー高知県だと日射比例式の潅水システムも多いと思いますが、そういったものを比べてゼロアグリの良さはどういう部分にあると思いますか?

先ほどお伝えしたように、スマホから圃場の土の状態がわかって、潅水や施肥の調整もリモートでできる、というのが1番大きいです。また、例えばフィルターが詰まったりして液肥が流れてないときも、管理画面上からすぐ気づくことができます。

実際日射比例式の潅水システムだと2-30万円くらいのものが多く、ゼロアグリは本体で120万円なので数字だけ見るとどうしても高く見えてしまうのですが、上記のような点から実際それだけの価値はあると思います。

これからもう少しオートモードを使いこなせると、更にメリットを感じられると思います。

ーゼロアグリを導入するなら、どんな方が向いていると思いますか?

1人でやっている方や、面積広くやっている方は特に相性が良いと思います。

最近ゼロアグリも本体部分(制御盤)のみの販売が可能になったと思うので、高知県で日射比例をすでに入れている人も、既存の設備を活用しながらシステム部分だけ入れ替えるといったことが気軽にできるのではないでしょうか。

ーちなみにゼロアグリをいれるときは、何か補助金を活用されたのでしょうか?

高知県でやっている環境制御の補助金を活用して入れました。もちろん自己負担もありましたが、7年償却でゼロアグリの省力効果を考えれば、ペイできると思っています。

ー今後の目標を教えてください!!

今作は物価高で燃料代や肥料等のコストがかさんだ上で、なすの単価が下落し続けていたので利益が少なくて辛い年でした。

秋からの次回作は、オートモードをうまく使いこなしながら、最小限の労力で利益を最大化できるよう頑張りたいと思います!

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