ゼロアグリのコンセプト
ゼロアグリは、生産者の神経・頭脳・手を代替するAI潅水施肥システムです。作物が1日に要求する潅水量≒蒸散量を計算し少量多頻度で潅水することで、人の手では難しい高い精度の水やりを実現します。
ゼロアグリの特徴
- 日射量と土壌水分のダブル制御

精密な少量多潅水を実現
ゼロアグリは、日射量と土壌水分量(養液栽培の場合は排液流量)を加味して作物の必要としている水分量を推定して潅水。AIの計算に基づいた少量多潅水により、理想の土壌水分をキープ。

最大6系統の潅水と施肥を独立して制御
最大6系統の潅水量を個別に制御。水はけの違いや、日当たりの差に対応できます。系統ごとに個別制御できるので作型や作物を変えて栽培することも可能。
- スマホやPCから遠隔操作
目標水分量を指先ひとつで変更
目標水分量を設定すれば、日射量や作物の生長を加味してゼロアグリが自動で潅水量を調整します。目標値の変更も、スマホやパソコンから思いのまま。経験と勘による判断を手軽に制御に反映できます。

液肥の濃度もスマホから変更
液肥濃度もスマホから簡単に変更可能。系統ごとに濃度を変えることもできます。さらに、事前に季節ごと/株ごとの施肥量を登録しておくと液肥濃度を自動調整してくれる機能もあります。
→施肥量オート調整機能
- 土壌環境の見える化を実現

株ごとの潅水量や施肥量を把握
10aごと/系統ごと/株ごとの潅水量(L)や施肥量(窒素量/mg)を確認できます。日射や地温など環境情報と比較して潅水施肥調整の参考にしたり、地域の基準や過去の栽培と比較・分析することも可能に。




水分/EC/地温/日射量をモニタリング
高精度の土壌センサーで10分に1回土壌環境情報を測定、記録しています。もちろんスマホやパソコンからグラフを見ることもできます。エクセル形式でのダウンロードも可能。
- 継続的なアップデート 機能はどんどん進化

【施肥量オート調整】液肥濃度を自動調整
液肥濃度も自動調整してくれる機能を搭載。潅水量が多いときは薄く、少ないときは濃く。栽培ステージに合わせて窒素量を増やす、などきめ細やかな施肥が可能に。
→施肥量オート調整機能

【猛暑日対策】作物の夏バテを防止
高温時には作物も夏バテのような状態になり、肥料の吸収が悪くなります。猛暑日対策機能は気温が高い昼間は液肥濃度を薄くし、夕方から夜間に濃くすることで一日を通じて必要な肥料をバランスよく吸収させる機能です。
- 既存設備を活用 高い柔軟性と拡張性

配管や潅水資材を活かして導入
各種流量計、電磁弁に対応。既存の配管や、電磁弁/流量計/液肥混入器のような資材を活かすなど、ハウスに合わせて柔軟な設計ができます。
→施工マニュアルや仕様書はこちら

10a~1ha以上まで幅広い面積に対応
ポンプの能力や配管系統の分け方次第で、幅広い面積の潅水施肥を制御することができます。
- サポート担当×監視システムによる充実サポート

専任のサポート担当
ゼロアグリは、ユーザー一人ひとりに専任のサポート担当がつきます。栽培開始の手順から、栽培中の管理画面の操作、新しい機能の使い方などなど…LINEや電話で気軽に相談できます。

液肥残量やフィルターの詰まりを通知
液肥残量が減って追加が必要な時、流量が低下してフィルターの目詰まりしている可能性のある時などにLINEに通知を送ります。その週、その日の液肥供給量を知らせるレポートもLINEで受け取ることができます
多様な栽培方法に対応
養液土耕
点滴チューブを使って少量多潅水で液肥を施用する養液土耕栽培。ゼロアグリなら日射量と土壌水分量を加味した制御で作物が必要とする量だけ潅水。液肥の調整についてもEC制御や施肥量オート制御など多彩な機能を用意。

高設栽培/養液栽培
ゼロアグリは培地が少なく少量多潅水が必須の高設栽培/養液栽培にも最適。排液流量を基準とした制御で潅水/施肥できるので、液肥の節減効果も。ヤシガラ培地、ロックウールなど幅広い培地に対応。

根域制限栽培
栽培ポットや防根シートを使用した根域制限栽培。ゼロアグリなら日射と土壌水分を加味した制御で、蒸散量に応じた潅水を実現。着果や果実肥大など栽培時期に応じた潅水量の調節も思うがまま。

隔離栽培
トマトやキュウリなどで普及が進む隔離栽培。ゼロアグリの土壌水分センサーや排液流量計を使った潅水制御で、常に理想的な土壌水分量を保てます。(排液流量計の設置には、排液を集める配管設備が必要です。)

ゼロアグリが選ばれる理由
日射量と土壌水分量を加味した潅水制御は、
業界唯一の特許技術。
全国370ユーザーが導入。2台目購入者も多数の、安心の実績。
収量や品質の改善、省力化効果についての、
信頼できる実証結果。