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冨山様(茨城県東茨城郡・トマト)|有機栽培×点滴、夏の暑い時期でも安定して栽培ができるゼロアグリ活用方法とは

所在地:茨城県東茨城郡

ゼロアグリ導入作物:トマト

栽培規模:   50a(うちゼロアグリ導入部20a)

経営体:家族経営

ー自己紹介お願いします!

冨山です。父の代からハウス栽培をやっています。

 

最初から農家をやるつもりで、ビジネスの経験を積むために1度東京で就職しました。数年して戻ってきて、10年以上たちますね。

 

トマトは、生協のパルシステムさんにほとんど出荷をしています。

出荷の際の挨拶状

ーゼロアグリをいれてどれくらいですか?

 

いれて3,4年です。

 

 

ーいれたきっかけは何ですか?

 

出荷先であるパルさんの会議が月に1回あるんですが、そこで紹介をされて、誰かいれてみないか?ということで手をあげたのがきっかけです。

 

ーゼロアグリを導入する前はどういった潅水方法だったのでしょうか?

 

元々点滴チューブで潅水をしていたのですが、どれくらいの量をあげるかは、バルブの開け閉めで手動で調整をしていました。

 

 

ー実際いれてみてどうでしたか?

 

最初は本当にやってくれるのかな、と不安もありましたが、いまは問題なく使うことができています。

 

確実に潅水は楽になりました。設定をしておけば、自動でやってくれるので。定植して最初の1ヶ月はマニュアルモードで潅水をして、それ以降はオートモードで潅水をしています。

 

パイプハウスと鉄骨ハウスの2種類がありますが、それぞれで作型や品種が違うので、ゼロアグリは抑制栽培をやっているパイプハウスの方で導入をしています。抑制栽培は、6月末に定植をして、8月からとれ始めて、11月前半までとるような形です。

 

ハウスが6棟あって、2棟と4棟で高さがちがっているので、センサーはそれぞれに3本さしていて、系統は4系統使っています。

 

※鉄骨ハウスの方は促成栽培で、12月に定植をして、7月くらいまでとる形

栽培されているトマト

ー肥料はどのようにやられていますか?

 

有機肥料で施肥をしていて、EC値を見ながら調整というよりは、決まった量を施肥しています。

 

点滴で施肥していますが、施肥したあとに水を流しているので、有機×点滴でも特に問題なく使えています。

 

ーゼロアグリをいれて良かったことはどんなことですか?

 

潅水をするためにバルブを開け閉めしたり、そういった物理的な時間もなくなって、効率的に仕事できるようになったことです。遠隔から操作できるので、とにかく楽ですね。

 

あと品質面でもトマトのもちがよくなったように感じます。

設置されたゼロアグリ

ーゼロアグリの機能で便利なものはありますか?

 

夏の栽培で暑いお昼時に水をやってしまうと、根が痛んでしまうので、潅水のタイミングは考えてやっているのですが、ゼロアグリの「あさいち潅水」機能を活用しています。毎日あさいちに必ず潅水するという機能なのですが、これで比較的気温の低い朝に確実に水をやれるので助かってますね。

 

 

ー逆に課題はありますか?

 

潅水はうまくいっていると思いますが、施肥はもう少し細やかに作物の状況に合わせて、施肥できたらと思っています。

肥料の種類もいくつかあって、ゼロアグリで2つの液肥タンクから吸い上げて供給していますが、片方は1週間に1回流して、片方は毎日流す、みたいな設定ができたら良いですね。

 

またフィルタの掃除やメンテナンスは少し大変ですね。ここの地域は、冬は氷点下になるので、点滴チューブが凍らないようにちゃんと水をぬいておかないといけなかったりもします。

ー今後の目標を教えてください。

 

今すぐではないですが、今後抑制栽培の面積を増やせるなら増やしていきたいです。冬に比べてものが少ないので、買い取ってもらえる金額も抑制の方が高いです。

 

ゼロアグリについても、もう少しうまく使いこなせるようになりたいですね。それによって、トマトの品質もよりよくなると思っています。

 

ーありがとうございました!

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