ブログ導入事例

がっこうのイチゴ園「財田上」様(香川県三豊市・イチゴ)|「各システムを連携し、1つの画面で制御できるように」クボタの観光農園が目指す理想のアグリテックの形とは

(右から)中四国クボタの杉本様、栽培担当の齋藤様

所 在 地:香川県三豊市財田上

ゼロアグリ導入作物:イチゴ

ゼロアグリ導入規模: 27a

経営体:法人

ー自己紹介をお願いします!!

「地域で愛された財田上小学校の跡地を再び地域のために活用したい!」という思いで2016年6月に立ち上げた、クボタグループで運営する観光農園です。

土日では100人以上のお客様に来場いただきます。

品種は、よつぼし、やよいひめ、さちのか、空音、あまえくぼなど7品種を栽培していますが、香川の品種であるさぬきひめの割合が9割くらいです。さぬきひめは収量はたくさんとれるのですが、身が柔らかいので、あまり県外に流通しないんですよね。

ハウス内に学校の面影も

ー元々はどのように潅水をやられていたのですか?

点滴潅水で、タイマー式で午前中だけ水をやるという仕組みを活用していました。

 

ーゼロアグリをいれたきっかけは何ですか?

AIによる潅水制御というのに興味を持って、上司の薦めもあり、活用してみたいと思いました。

 

ーゼロアグリを導入して、実際どうですか?

土の乾きに合わせて潅水をしてくれるようになりました。

ただ当園のベンチ構造があまり良くないこともあり、水はけがよくないので、表面は乾いていても中が湿っているということがあります。

7月20日あたりからこの本棟ハウスの中で、イチゴの親株を植えて、そこからランナーを出していったものを植えていくという育苗をやっていますが、そのときからゼロアグリで潅水をやっています。

ハウス内の様子

ー潅水はどのように設定されてますか?

現在ハウスの中にセンサーを3本いれていて、それぞれのセンサーごとに3系統で制御をしています。

イチゴの生育に関して、大体これくらいの潅水量をやった方が良いといったマニュアルがあるので、それに合わせてマニュアルで潅水を設定している部分と、1系統ではゼロアグリのオートモードで潅水を実施しています。

 

ー肥料はどのように制御しているのですか?

2つのタンクに、それぞれ肥料を一定の濃度で溶かして、供給をしています。本来ゼロアグリの機能を使って系統ごとに濃度調整できたら良いのですが、元々入れていた機械やタンクの関係上、そういう設計ができておらず、あまりゼロアグリの良さを生かせない形になってしまいました。

液肥タンクの様子

ーゼロアグリをいれてよかったことは何かありますか?

設定した内容も、すべてスマホで見れて、何か設定を変えたいときもスマホで遠隔でできるのはすごく便利だと思います。当園の場合、日射センサーもついていなくて、天気予報の日射量の情報で制御しているので、その情報も一貫して見れるのも便利だと思っています。

ゼロアグリの管理画面

ーゼロアグリの他に、どんな環境制御やITシステムを活用されていますか?

ナノバブルや、地上部のモニタリングシステム、天窓の制御やCO2供給、細霧冷房など一通りの仕組みを導入しています。

ただそれぞれ、独立した仕組みなので、連携していないのは少し不便ですし、課題だと思っています。

地上部のモニタリングシステム

ー今後の展望はありますか?

まだそこまでゼロアグリを十分に活用できていない状態で、かついろんなシステムがハウスに入っている状態なので、少しでも1つの画面でいろんな環境情報が制御できたり、制御が連携できると、より便利になるなと思います。ぜひゼロアグリさんに、そういう提案をしていただきたいです!

また、ゼロアグリのようなITシステムを活用して少しでも省力化をして「農業に休日を!」を実現したいと思っています。

収穫・試食ができるイチゴ

ーありがとうございました!

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