2023-11

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ナス栽培での悩み ー新技術の導入② 葉面積管理、仕立て方について

近年のナス栽培では、単為結果性品種1)の導入が進んでいます。従来は受粉のためのホルモン処理や訪花昆虫の利用が必要でしたが、それらを必要としない単為結果性品種の導入によって省力化やコスト低減がはかられています。単為結果性品種の導入は全国的に進んでおり、九州の主産地である福岡県や熊本県、また四国の産地の高知県などでも取組まれています。本記事では、そうした品種の変化や栽培技術の変化についていくつかご紹介し、新技術などの導入に際しての悩みにお答えできればと思います。
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ナス栽培での悩み ー新技術の導入① 生育調査の方法と活用

ナスの栽培について、トマトやキュウリなど他の果菜類と比べて新技術の開発や導入はあまり大きなものはみられなかったと思われます。しかし最近になって、いくつかの新たな技術や手法、また品種の変遷がみられるようになりました。例えば近年注目されている生育調査は新技術の一つと考えられ、その導入には一定の知見や経験も必要で、簡単には上手くいかないという悩みもあると思われます。 本記事では、ナス栽培での新技術として、近年はトマトを中心に取り組まれている生育調査の方法について事例を交えた解説をいたします。
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ナス栽培での悩み ー害虫防除での天敵利用についてー

ナスの施設栽培では様々な種類の病害虫の発生がみられ、収量や品質の確保のためには的確な防除が必要になります。一方で、害虫の薬剤抵抗性獲得によって化学農薬による防除体系の維持が困難となる場合も多く、生産者の悩みの一つになっています。そのため化学農薬に替わるものとして天敵の利用がナスの施設栽培や露地栽培で近年盛んになっています。相手が生き物ですので、取り扱いには様々な注意が必要になります。また天敵利用による化学農薬使用量の削減は、環境負荷の低減のためにも重要な取組みとなっています。本記事では天敵利用におけるポイントについて、各地での利用事例などをもとに紹介いたします。
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