2021-12

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養液栽培の培養液管理~培地により異なる培養液管理の方法~

養液栽培には、様々な方式があります。大きく分けて、ロックウールやヤシガラなどの培地に培養液の点滴潅水を行う固形培地耕と、栽培ベッドの中で大量の培養液を循環させるNFTやDFTなどの水耕があります。またいずれの方式でも、濃厚液肥を原水で所定の成分や濃度に希釈し、培養液を作成する培養液管理が行われています。本記事では、そうした養液栽培や培養液管理の方式について紹介いたします。
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イチゴ栽培における「炭疽病」対策

イチゴ炭疽病は、うどんこ病、萎黄病と並ぶイチゴ栽培での重要病害です。炭疽病の病原菌には、Glomerella cingulata (シングラータ)と Colletotrichum acutatum (アキュテイタム)の2種類があります1)。シングラータによる感染では葉に斑点状の病斑が発生し、アキュテイタムによる感染は葉枯れ炭疽病とも呼ばれ葉の縁から枯れ込みが発生します。
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イチゴ栽培における「うどんこ病」対策

うどんこ病は、果菜類をはじめ多くの作物に発生する病害です。葉、果実、果柄、花、花柄、葉柄など様々な部位に発生し、白い粉をふいたような症状が特徴です。病徴が進むと葉が巻き上がったり硬くなることもあります。また果実に発生すると出荷不能の状態になります。うどんこ病が群落で広がると、葉の一面が白く覆われた状態となり、光線透過と光合成を妨げ、生育や果実肥大を抑制します。
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