2019年4月23日 更新
株式会社ルートレック・ネットワークス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:佐々木伸一、以下 ルートレック)は、農業経営管理クラウドサービス「RightARM(ライトアーム)」を運営するテラスマイル株式会社(本社:宮崎県児湯郡、代表取締役社長:生駒祐一、以下テラスマイル)と、各々が独自に収集・分析した農業データの連携を行うことにより、農業生産者の総合的な経営力向上支援を目的として、2019年春より事業提携することを発表いたします。
【事業提携の背景と目標】
ルートレックが開発するAI潅水施肥システム「ゼロアグリ」は、農作物栽培上、最も経験と勘が必要とされる潅水と施肥をAIで自動化し、農業者の収量や品質向上に寄与しております。また、潅水施肥に関する90%の労働力削減や、数値をもとにした根拠ある栽培技術の確立を支援しています。
一方、テラスマイルはデータを活用し、多面的に農業の比較分析を行う経営管理クラウドサービス「RightARM」を開発し、農業経営者や農協部会、自治体に対する経営分析サービスを提供しています。AIを活用した出荷量を予測するプログラムの研究開発(産学連携)と実証、並びに経営分析手法の開発も行っています。
両社の連携によって、「ゼロアグリ」によって得られる栽培期間中のデータと、「RightARM」によって得られる経営分析データの連携によって、農業経営者から強いニーズであった「経営のマニュアル化」や「規模拡大のシミュレーション」、「GAP取得後の販売力強化」に対して強力な解決策を提案し、農業生産者のさらなる収量・品質向上と経営の安定化、そして省力化を支援いたします。将来的には、収量予測から最適な栽培条件を設定できるサービス提供も視野に入れた農業者支援を目指します。