導入事例

佐藤様(福島県・アスパラ)

収穫,出荷,納品,田んぼ回って…”手が回らない”状況を変えたシステム自動化の強みと今後の方向性とは?

設置場所
所在地 福島県会津若松市
栽培作物 アスパラガス
施設面積 5a
導入機器
ZeRo.agri-2500
ー 就農の経緯はどういった形でしたか?
もともと実家が農家で。小さい時から農業に携わってきてて農業自体が生活の一部、だから嫌とも何とも思ってなくて。
ただ、僕自身、18歳まで工業高校行っていたのと農業するといっても当時まだそれくらいの規模がなかったので、地元の製造業の方行ってメカニック系の仕事をしていました。
そこで配管、油圧、空圧、ロボットコントロールとかそういうエンジニア系のことも学んできました。まあ機械が好きだったもんですから。
それと同時並行で徐々に会社に勤めながら農地を増やして行ったんですね。あるとき、新規就農の補助金もあったり、実家の農地の面積も増えて土日だけでは間に合わないレベルになってきて親父も体調崩したりという色々なタイミングが重なって就農しました。
ー 就農してからはどうでしたか?
アスパラ始めて今年で四年目、最初二年は路地で下部生育をして、二年目からハウスを準備して、去年三年目にハウス建てて、センサーも入って、これからハウスでやろうかなって思ったんですけども、去年の台風でハウスが飛ばされてしまって。
去年はまともに栽培できなかったなっていうところで、今年補強してセンサーもちゃんとやって、潅水のみしてます。肥料の方はまだやってなくてやり進めたところであります。
そして去年、その状態があってアスパラの立茎(りっけい)が思うようにできなくて、そのせいでハウス七棟分のアスパラはあるんですけども、二棟は病気が出てしまって、立茎不足で養分が溜め込めなかった部分があって今年のアスパラの出がダメかなと思っています。
ー ゼロアグリを導入した時期はいつですか?
去年の春から動くようにはしてもらいましたね。
ー 導入のきっかけはありますか?
市の方からこういうのがありますよというふうに聞きました。うちはただハウスってだけで潅水装置とかも特に入れてなくて補助金ならと思って始めました。他でもまだアスパラで潅水装置はやってないからなんて言われましたが、それでもやってみようかなっていうことでチャレンジしました。
ー 導入前後で品質や作業効率に違いはありましたか?
品質は一昨年かな、潅水装置も入れてなくて春先、芽の出が悪かったんですよね。去年から導入し始めて出が去年よりは良かったと感じてます。だけど、台風のときにハウスに穴空いた時は、そこから雨漏りしてしまって、ただ、それに合わせて水分値は補正してもらってよくなったなっていうところですね。作業効率の面だとすごくいいですね。単純に作業が減るので。
ー 今後大きく取り組みたいことはありますか?
今、このハウスにゼロアグリが入っているんですが、こういうもの(装置)を導入したのを機にデータを全部集約するようにしたいです。他の場所もハウスかけられるような畝で作ってるので、あわせてハウス四棟分になっていて(トマト、ミニトマト、ホワイトアスパラあわせて全四箇所)、同じ圃場でも全部、環境が違うんですよね。そこでアスパラとホワイトアスパラだったらなぜこんなに違うのってデータで取れるじゃないですか。今後やりたい人がいればこういうデータでも送れられるようにしていけば楽ですし。
ー 今後、こういった潅水装置を検討される方に向けて一言ありますか?
やる気のある人にはどんどんいれてもらいたいし、ただ、金額も張ってくるのでそこを上手く計算してやっていかないと返せるものも返せなくなってしまいますが。
うちもまだ細かい設定は何もできてないけど、将来的にはすごくいいと思っています。家から離れてても作業ができるので、余裕も出てきますし。収穫、出荷、納品、田んぼ回って通常だととても手が回らないけども、これによってちょっと楽できてるっていうところはあります。
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