橋口 様

省力化データ活用

「やってみないとわからない」 今までの経験値を活かせるIT農業とは?

所 在 地:宮崎県
ゼロアグリ導入作物:ピーマン
ゼロアグリ導入規模: 20a

ー就農のきっかけを教えていただけますか?

最初は父親から世間に出てちょっと外貨を稼いでこいということで農家以外の仕事をしていたのですが、 結婚を経て、実家が農家なのでそれで就農しようかなと思い至りました。

ー圃場の情報を教えてください

(ゼロアグリを使っている圃場の)面積は20aです。 育ててる作物はピーマンですね。ピーマンは京鈴と言いまして、宮崎県で一般的な種類ですね。

ー導入された時期はいつ頃ですか?

今年(2018年)からです。

ー導入のきっかけを教えていただけますか?

勉強グループがありまして、その中で話があがりましてちょっと入れてみないかってのを普及センターとか市役所の方から提案されまして、ちょっと入れてみようかってことで。 やっぱり自分たちが仕事をやる上で水管理っていうのがやっぱ大事になってくるんでその辺をちゃんとデータを取りながらやってくれる機械っていうのを聞いたんで、ちょっと面白いなって。

ー導入後の品質・作業効率の改善はありますか?

作業面で言うと、水をやる時間っていうのが毎日毎日のことなんで、その時間を省くことによって、他の作業に手が回せるということで作業効率が上がったり、自分たちが休日の時に管理をしなくても全部ゼロアグリがやってくれる所がすごく時間短縮にも作業効率にもよく働いてくれてます。
品質面でいうと病気が出にくかったりですね。欲しい分の施肥と潅水を欲しい時にやってくれる、線センサーがしてやってくれるってのがあるもんで、自分たちが目で見て分からない所をセンサーとかで測ってくれるのがいいなと思っています。

ーゼロアグリのスタッフとはどのように関わっていますか?

水分量・施肥量が自分たちの目で見てちょっと少ないなって時にスタッフさんに聞いたりだとか、 増やしてもらっています。結構連絡はさせていただいてます。大変だった部分で言うと導入面から導入当初は宮崎県では 工事をしてくれる業者さんがこの近くで一件しかなくて、工事作業がちょっと大変だったですかね。

ー周りの方々の反応はいかがですか?

同じ年齢、若手生産者でちょっと話したりすると「見せてくれない?」っていう風になって、ちょっと見に来たりする方はいらっしゃいますね。具体的にはどういう機械でどうやって水やりをやっているかという部分です。 環境制御という面ではどんどん普及していて地上部のCO2発生装置とか、ハウス開閉装置などの普及は早いんですけども、地下部の潅水施肥などのIT化はまだ全然進んでないかなーと。

ー今後の目標はありますか?

やはり目標は品質向上収量アップ。そこが一番かなと。やっぱり結婚して奥さんができて子供もできて、家庭を支えていく上で収入は必要になってくるので。 実家も農家代々できてるので継続していかないとなっていうところも勿論ありますが、農業で稼いでいかないといけないというのがあります。

ー導入検討される方へのメッセージはありますか?

(環境制御含め)農機系は本当に使って見ないとわからないと思います。私でいうと潅水施肥に関しては全部ゼロアグリに頼るのも可能なんですが、そうではなく今まで培ってきた土や木の状態をみたり感覚値の部分は大切にしつつ+αでゼロアグリを使っていっています。 機械の力を借りると、自分たちの考え方も変わるし、次は(空いた時間で)もっとこうしたいっていう気持ちも出てくると思いますし、休日とかはゼロアグリがあるとほぼ自動で全部やってくれるってところがあるのでまずは使ってみるとといいかなと思います。