養液栽培

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パプリカ栽培での悩みについて③ 参考となるパプリカ栽培の技術情報

公開されているパプリカ栽培に関する技術的な情報は比較的少なく、またパプリカ栽培に絞った専門書籍も現時点では発行されていないようです。本記事では専門誌やWEBサイトなどから栽培でのお悩みの解決に参考になりそうな情報をご紹介します。 専門誌の特集例として農耕と園芸2017年9月号では「特集:パプリカの最新動向」が組まれ、前述のJA茨城旭村のパプリカ栽培の他、神奈川県農業技術センターでの試験研究例などが報告されています参考文献1,2)。また施設と園芸170号(2015年夏)参考文献3)では「特集:パプリカ栽培の新たな展開」として、パプリカの品種や全国の生産動向、大規模施設での栽培事例、同じく神奈川県での試験研究例などが掲載されています。
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微量要素について

作物にとって生育に必要な元素を要素と呼びます。要素には17元素があり、うち作物の吸収量が多い物を多量要素と呼び、作物内での構成割合が多い順に、炭素、酸素、水素、窒素、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、硫黄の9元素があげられます。炭素、酸素、水素は、空気や水を源として吸収可能ですが、他の元素は土壌から肥料の形で吸収され、そのための施肥が必要になります。多様要素の作物体での構成比率は数10%~0.1%程度と幅があります。
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キュウリの養液栽培について②

本記事では、「キュウリの養液栽培について①」に続き、さまざまな養液栽培の方式や特徴についてご紹介いたします。
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キュウリの養液栽培について①

キュウリの養液栽培の事例はトマトやイチゴなどに比べると少なくはありますが、様々なバリエーションがあります。本記事では主要な方式や事例について紹介いたします。
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トマトの養液栽培について②

本記事では、「トマトの養液栽培について①」に続き、さまざまな養液栽培の方式や特徴についてご紹介いたします。
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トマトの養液栽培について①

トマトの養液栽培には栽培方式や栽培目的に応じ様々な形態があり、一言で表すことは難しいものです。また数ha規模の大規模植物工場施設から、10a単位の個人経営施設まであるのがトマト養液栽培の特徴です。本記事では羅列的になりますが、これら形態や特徴についてご紹介いたします。
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自動潅水の種類と使い分け方

機械化により時間や条件に沿って潅水を自動化する自動潅水は、規模拡大や省力化のためには必須のものとなっています。本記事では、自動潅水の種類をご紹介いたします。
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養液土耕栽培の始め方

養液土耕栽培を始める際には、様々な要素について検討する必要があります。本記事は、既に公開している記事のまとめとなりますが、そうした要素について改めてご紹介いたします。養液土耕栽培の導入の際のチェックリストとしてもご覧いただければと思います。
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養液土耕栽培の施肥設計|施肥の考え方

養液土耕栽培では、点滴潅水と同時に液肥施肥を行うことで施肥の無駄をなくし、また土壌中の肥料濃度の変化も少なく、作物への肥料ストレスや水分ストレスの低減が可能となりました。
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養液栽培の培養液管理~培地により異なる培養液管理の方法~

養液栽培には、様々な方式があります。大きく分けて、ロックウールやヤシガラなどの培地に培養液の点滴潅水を行う固形培地耕と、栽培ベッドの中で大量の培養液を循環させるNFTやDFTなどの水耕があります。またいずれの方式でも、濃厚液肥を原水で所定の成分や濃度に希釈し、培養液を作成する培養液管理が行われています。本記事では、そうした養液栽培や培養液管理の方式について紹介いたします。
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キュウリの収量向上のポイント~作物特性の理解と環境制御の活用~

キュウリは、生長が早く、トマトなどと異なり未成熟果を収穫し果実肥大も早いため、管理や収穫の作業が忙しい作物として知られています。そうした生長の早さを活かし、樹勢を適切に管理することで、収量を増やすことが可能な作物と言えます。一方でCO2施用などの環境制御技術や、日射比例制御やゼロアグリのAI潅水制御などの潅水技術の利用もキュウリ栽培では進んでおり、収量の向上に寄与しています。従来は20t/10a台程度であったキュウリの単収は近年では30t/10a台、さらには40t/10a台も達成されつつあります。そうした高収量を実現するためのポイントについてご紹介いたします。
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トマトの収量向上のポイント~ポテンシャル収量と制約要因の考え方~

トマトの収量アップのためには、環境制御技術の導入、養液栽培や養液土耕栽培の導入、多収性品種の導入など、様々な要素技術を組み合わせて実現する考え方が主流でした。ここで視点を変え、ポテンシャル収量と制約要因の考え方をご紹介いたします。
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養液栽培に必要な給液装置や潅水設備~養液土耕栽培との比較~

養液栽培は土壌を用いない栽培方法です。養液栽培には、土壌のかわりにロックウールなどの人工培地やヤシガラなどの有機質培地を用いる固形培地耕と、培地を用いない水耕があります。以下で示す養液栽培は固形培地耕とし、固形培地耕で用いる設備について養液土耕と比較をしながら説明をいたします。
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作物の潅水量、どうやって決める?適切な潅水量を決めるための考え方

植物が必要とする潅水量は、生育状態や気象条件の変化により刻々と変わります。変化をとらえ適切な潅水を行うことが大切ですが、実際は様々な要素が絡み合っています。それらについての整理をし、潅水量の決め方に関して考えてみます。
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植物(作物)の受ける水ストレスのメカニズムと影響~水ストレスを抑えた栽培管理とは~

水は植物の成長(細胞の肥大)や光合成の原料として使われています。一方で植物は根から吸水し、葉の気孔からの蒸散により水蒸気を放出します。気孔からの蒸散量は根からの吸水量に近いものであり、蒸散量に応じた潅水を行うことが重要です。また潅水量が不足すると植物は水ストレスを受け、様々な影響が現れます。このような水の移動について、水ストレスの影響、およびそのコントロールなどについて説明いたします。
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養液土耕栽培における液肥の選び方~複合肥料と単肥配合~

養液土耕栽培では、液肥を用い潅水と施肥を同時に行います。あらかじめ濃厚液肥を作成し、潅水時に濃厚液肥を原水(井水など)と混合、希釈を行います。濃厚液肥の作成には市販の複合肥料の利用と、自分で各種肥料成分を配合する単肥の利用があります。本稿では複合肥料と単肥の利用について、また土壌分析に応じた肥料配合についてご紹介します。
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イチゴの高設栽培(養液栽培)~高設ベンチや培地、潅水方法を紹介~

イチゴの養液栽培は、作業性を考慮した高さ1m程度のベンチ上に栽培ベッドを配置して行うため、高設栽培とも一般に呼ばれています。イチゴの栽培面積が減少する中で、養液栽培面積とその比率は増加しています。本記事では、イチゴの高設栽培の概要と潅水管理の特徴などについてご紹介いたします。
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養液栽培とは?種類と潅水施肥方法/メリット・デメリットも解説

本記事では養液栽培の特徴について多面的に紹介するとともに、養液栽培と同様に導入が増えている養液土耕栽培の特徴も対比して紹介します。養液栽培による施設設置実面積は平成30年の農林水産省の調査では約1,927haで、園芸用施設全体(42,164ha)の約4.6%です。これは平成21年の1,741ha(全体(49,049ha)の3.5%)に対し約10.6%の増加となります。園芸用施設面積全体が毎年1%程度の減少傾向にあるなかで、養液栽培の面積は常に増加傾向となっています。
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日射比例潅水とは。仕組みとメリット/デメリットを解説

日射量に応じて潅水の頻度やタイミングを決定する潅水方法を日射比例潅水と呼んでいます。地下部に当たる土壌や培地の環境だけでなく、地上部の光環境を考慮した潅水方法であり、また作物の生育も考慮する技術として、近年導入が進んでいます。
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点滴チューブの選び方〜チューブの構造や仕様から、必要流量の計算方法まで〜

点滴チューブとは、チューブにあいた点滴孔からポタポタと水滴をだすことによって潅水する潅水チューブです。少量ずつ、均一に水やりができることが点滴チューブを使う最大のメリットです。点滴チューブには様々な種類や規格があり、用途や予算に応じで選ぶ必要がありますので、本記事で詳しくご紹介いたします。
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少量多潅水とは何か。特徴とメリットをご紹介

トマト、キュウリ、イチゴなど多くの作物に適した潅水方法として普及してきている少量多潅水。本記事では少量多潅水の特徴と実施方法、メリットについて簡単にまとめています。また、地上部環境制御と少量多潅水の相性についてもご説明します。
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連作障害/土壌病害とは?原因と対策をご紹介

毎年、同一作物を同じ施設、同じ圃場で土耕栽培により連作した場合、病害の発生などが原因となり、生育と収量への影響が起こりやすくなります。これらは連作障害と呼ばれ、特に連作がされやすい施設栽培では常に問題となっています。連作障害の主な要因について対策を含めご紹介します。
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【農業用ハウス】新設ビニールハウス・栽培施設の仕様設計のポイント~③実践編「環境制御や自動潅水装置などハウスの付帯設備」~

ハウスの付帯設備として環境制御や潅水管理に関するものについて、仕様策定の具体的な考え方をお示しします。
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【農業用ハウス】新設ビニールハウス・栽培施設の仕様設計のポイント~②実践編「ハウス」~

ハウスや、それに付随する環境制御や潅水装置などの施設を新規導入する際には...
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【農業用ハウス】新設ビニールハウス・栽培施設の仕様設計のポイント~①基本&準備編~

ハウスや、それに付随する環境制御や潅水装置などの施設を新規導入する際には、仕様について多くのことを決める必要があります。補助事業を使用することも多く大きな投資となるハウスの新設。企画や設計を誤ると完成後に軌道修正することは難しくなります。今回は、失敗を極力抑え費用対効果も得られるよう、新規導入の際のポイントを3記事に分けて整理しました。まずは①基本編として、まず基本となる考え方と手順をお示します。
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潅水の自動化で経営規模や所得をどこまで増やせるか?熊本県八代市での研究結果~ゼロアグリvs手潅水~

熊本県八代市でのトマト施設経営について、標準的な作業体系と労働時間の分析を行いました。その結果、8月下旬の定植期での潅水作業が、経営規模拡大の際の制約となることがわかりました。
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ゼロアグリがイチゴ高設栽培(養液栽培)の潅水施肥管理に対応!潅水量・排液量の低減を実現

イチゴ栽培でのゼロアグリユーザーが増えています。イチゴの高設栽培ではヤシガラなどの有機質培地を用い、排液率(培養液供給量に対する排液量の割合)も多い場合には50%程度と高めになるケースがみられます。ゼロアグリでは、従来の土壌水分センサーを用いる潅水制御方法に加え、排液量を計測し排液率をコントロールする方法を新たに実装いたしました。この方法により排液量が少なく環境負荷の低い養液管理を実現されました。
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養液土耕の潅水装置の構成と液肥混入器

養液土耕栽培で必要な潅水システムの構成と、中核になる液肥混入器の種類や機能について概要をご説明します。導入の条件に応じた機器の構成を考えることで、初期コストを抑え費用対効果を高めることにつながります。
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養液土耕栽培システムの潅水設計。点滴チューブやポンプ、タンクの選び方

養液土耕栽培で潅水システムを新たに設計する際の手順とポイントをご紹介します。無駄のない機器構成にすることで、必要十分な機能や性能を発揮しコストパフォーマンスを高めることができます。
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養液栽培(水耕栽培を含む)、養液土耕栽培、ゼロアグリ。それぞ れの特徴を比較

栽培方法の分類に養液栽培、養液土耕栽培といった区分があります。ゼロアグリは大枠では養液土耕栽培のひとつに分類されますが、またゼロアグリには養液栽培と養液土耕栽培の良い点を兼ね備えた特徴もあります。
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