所 在 地:北海道京極町
ゼロアグリ導入作物:トマト
ゼロアグリ導入規模: 33 a(ハウス8棟 / ゼロアグリを2台導入)
経営体:パートさんを含めた従業員が5,6名
ー自己紹介をお願いします!
会社をやめて就農して10年になります。代々家は農家をやっていて畑作が中心だったのですが、出戻ってきた時に僕はトマトをやろうと思い、まずはハウス1棟から始めました。2017年にここにハウスを6棟たてて、2018年からゼロアグリを導入しました。今は更にハウスが2棟増えて合計8棟でトマトを栽培しつつ、ブロッコリーやスイートコーンなどの畑作もやっています。
ートマトの作型について教えてください。
5月の頭に定植をして、収穫が7月15日〜20日あたりに始まります。それで農協に出せるのが10月いっぱいまでなので、そこまでは栽培しています。11月からは雪が降ってしまうので、だいたい10月いっぱいで終わることが殆どです。
ーゼロアグリを導入したきっかけについて教えてください。
ハウスを建てた当初、6棟のうち2棟と4棟でバルブを切り替えたりしていて、潅水には手間がかかっていました。収穫途中にタイマーが鳴ってバルブを切り替えに行ったりするのが、大したことじゃないにしろ煩わしい部分があったので、楽にできないかなと思っていました。
それで「農業に休日を」というゼロアグリのホームページを見つけて、そのときにちょうど1年間のお試しリースをやっているのを見て、使ってみようかなと思ったのがきっかけですね。
ーゼロアグリをいれて良かったことは何でしょうか?
1番は省力化できて、その結果面積の拡大もできたことですね。
あときちんと管理作業ができれば、の前提ですが、品質も導入前に比べれば向上したと思います。出荷しているトマトの95%くらいは秀品で出荷することができています。裂果もかなり減りました。やはり水分を安定して供給できているからだと思います。
ー最初導入したときに苦労したこと等ありますでしょうか?
特に苦労はなかったですね(笑)サポートの方が実際に来てくれて教えてもらったので、むしろ楽に使いこなすことができました。
ーゼロアグリはどのように使ってますか?
AI施肥制御機能(※)を今年から使い始めました。まだ使い方がわかっていないところがありますが、これからうまく使いこなして更なる省力化ができると良いなと思っています。
※目標とする土壌ECを設定することで、肥料の量を自動で調整する機能
https://www.routrek.co.jp/news/220426-ai-fertilization/
ー地域的に雪が降ると思いますが、冬の間ゼロアグリはどのようにされてますか?
つぶれないようにハウスは巻き上げていて、ゼロアグリは倉庫にしまっています。
ー冬の間ゼロアグリは使えないと思いますが、それを含めた費用対効果についてはどう考えますか?
うちはリースでゼロアグリを導入していますが、栽培していない期間もリース料は発生するので、それも含め高いなと思うことはあります。ただゼロアグリ導入により、規模拡大もできていて、今後人員を増やすことで収量の増加も期待できるので、投資対効果は十分にあると思っています。ちなみに、クラウド利用料は、使っていない冬の間は割引になっています。
ーいま出荷先はどのようなところに出されているんでしょうか?
共撰(農協への出荷)と個撰とどちらもあって、個撰の方は全農東京に「ぜいたくトマト」という品種で出荷しています。現状8棟のうち3棟分のハウスは「ぜいたくトマト」を栽培しています。
ー今後の展望について教えてください。
来年からまたさらにハウスを4棟増やす予定です。ゼロアグリを使って品質は上がって来ているので、今後は更に収量の増加も狙っていきたいです。ここらへんの地域で1番とっている方で、反あたり13、4トンとっているので、そこに近づいていきたいですね、
あとは、いま人員も足りていないので、ハウスを増やしきった後に、人の増強もやっていきたいです。冬の間どうしても仕事がなくなってしまうので、現状は通年雇用ができないことが課題です。冬の間でも育てられるような作物(しいたけ等)も今後始めたいなと思っています。
ーありがとうございました!!