岐阜県農業技術センター 様

省力化品質UP収量UP

CF桃太郎Jと桃太郎ネクストで手潅水とゼロアグリ潅水の成果を比べてみました。総収量・上物収量ともに10~30%の大幅向上!

所 在 地: 岐阜県岐阜市
ゼロアグリ導入作物:トマト

岐阜県農業技術センター様が、スマート農業・自動潅水の効果研究として、ゼロアグリを使ったトマト栽培の比較試験をして下さっていました。
圃場・栽培担当者だけでなく、品種や時期まで同じにした栽培で、ゼロアグリの自動潅水と、手動潅水を行いましたが・・・
CF桃太郎J・桃太郎ネクストどちらの場合も、収量・品質両面で、大幅に向上しました!
公共の試験でここまで大きく収量が向上した事例はなかなか無いのではないでしょうか?
桃太郎農家の皆様、是非ご参考ください。

CF桃太郎J 比較結果
桃太郎ネクスト 比較結果

備考:
・収穫期間:平成30年11月~令和元年7月
・上物収量率:総収量に占める秀品および優品の割合
・障害果実の発生割合:総収量に占める障害果実の割合
・「CF桃太郎J」「桃太郎ネクスト」はタキイ種苗株式会社が製造販売するトマトの品種名

【試験方法】
・耕種概要:供試品種:‘CF桃太郎J’・‘桃太郎ネクスト’(台木:ともに‘Bバリア’)
・定植:9月21日摘心:翌5月24日
・試験場所:岐阜県農業技術センター内トラスハウス
・栽培方式:
  自動潅水区:ゼロアグリを用いた養液土耕栽培.培養液は大塚SA処方(培養液濃度0.3~1.2 dS/m)で管理
  手動潅水区:慣行施肥の土耕栽培.日あたり0~1回(20分/回)の潅水を基本とし潅水.栽植密度2000株・10a-1(2本仕立てで管理)
・温度管理:換気設定温度25°C,冬期は13°C~15°C設定で加温
・調査規模:1試験区5株2反復
・その他:1果房あたりの着果数は4~5果.
・調査方法:生育調査(生長点から約50cm部分),収量調査,果実調査

※本記事は、園芸学会令和2年度春季大会(中止)のポスター発表内容「日射量と蒸散量をもとにした自動潅水制御システムが冬春トマトの収量等に与える影響(小田桃子、他)」から抜粋・転載しております。研究結果の詳細、ポスター内容等については岐阜県農業技術センターへお問合せ下さい。