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次世代養液土耕システム「ゼロアグリ」ZeRo.agri II新製品登場 ~ゼロアグリアプリも更新し、より便利に~

2016年7月26日 更新

株式会社ルートレック・ネットワークス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:佐々木伸一、以下 ルートレック)は、自社開発製品である次世代養液土耕システム「ゼロアグリ」の第二世代となるZeRo.agri IIをリリースしたと本日発表いたしました。また、土壌の環境状態や培養液の供給状況の把握と指示が行える「ゼロアグリアプリ」では、窒素濃度の設定機能、収穫情報の記入画面が追加になったと、ZeRo.agri IIのリリースと同時にゼロアグリアプリの更新を発表いたしました。これにより、さらに使いやすく細かな施肥管理が行え、より作物の生長に合わせた土壌環境制御が行える製品となりました。


「規模拡大を実現」、「品質の安定化」、「新規就農者の支援」など、ゼロアグリを利用するお客様からの声が多数寄せられています。水と液肥を混ぜた培養液をゼロアグリからの指示により、作物の生長に合わせ定期的にかつ自動で与え、土壌内の水分量を一定に保つことで、根へのストレスをなくします。ゼロアグリから実行される培養液の自動供給は、煩雑な肥培管理により妨げられていた施設栽培の規模拡大を現実のものとします。また、常に土壌環境制御を行うことで、作物の品質安定化へとつながります。新規就農者にはなかなかわかりにくい、かん水施肥量やそのタイミングもゼロアグリを利用することで、一定の土壌環境を保つことができます。

これらゼロアグリが持っている特長に加え、今回のゼロアグリアプリの新機能では、窒素濃度の設定を10ppm単位で行うことができるようになりました。窒素濃度の設定画面では、指先でスライドさせるだけで、窒素濃度を高くしたり低くしたりすることができます。これは、設定した土壌水分量の中に含ませる窒素濃度となります。土壌水分量の目標値と、さらに窒素濃度を設定することで、より細やかな土壌環境制御を行うことができるようになりました。

また、新たにゼロアグリクラウドの新機能として収穫情報の入力画面も追加となりました(β版)。日射量、EC値、地温、土壌水分量、培養液供給量、窒素濃度といった各種センサー情報や供給情報等は、全てクラウドに保存されています。これら情報と合わせて、収穫情報の確認等もできるため、さまざまな角度からの分析を行え、総合的に情報共有や次期栽培に役立てることができるようになりました。

ZeRo.agri IIは、2016年7月27日(水)~29日(金)東京ビッグサイトで開催される、「GPEC施設園芸・植物工場展」(ブースNo.N-26)にて実機を見ることができます。

【用語説明】

養液土耕栽培:培地に土を使用する養液栽培方法。水に肥料をまぜた培養液を、地上に敷設したチューブより点滴により滴下する方法と、地中にパイプを埋めて供給する2通りがあります。 塩類集積を抑制し、水と肥料を効率よく吸収できるため、品質の安定と収量向上へとつながります。
【次世代養液土耕システム ZeRo.agri(ゼロアグリ)について】
日射センサーと土壌センサーにより、普段は見えない作物の地下部の状態を数値化し肥培管理を行います。タイマーかん水や日射比例式のみの自動かん水装置では実現が難しい、日々の天候と作物の生長に最適な培養液供給量を、各種センサー情報を基にゼロアグリが判断し、自動供給を行うシステムです。これにより農家の作業時間を大幅に削減しつつ収穫量の増加と、水や肥料の低減を実現します。
ゼロアグリに関する詳細: http://www.zero-agri.jp/

【本件に関するお問合せ】
株式会社ルートレック・ネットワークス
マーケティング・広報 猪股美和
TEL: 044-819-4711 FAX: 044-819-4713 E-mail: mktg@routrek.co.jp
URL:http://www.zero-agri.jp/
※記載されている会社名、製品名などの固有名詞は、各社の登録商標または商標です。

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